四ツ谷にお店を出して1ヶ月
東京に引っ越して2ヶ月、そして新店舗をオープンして1ヶ月が経過しました。
まだ1ヶ月なんだという気持ちです。もう2〜3年いるような気持ちです。オープンまで本当に色々なことがありました。
いい人にも出会えましたし、悪い人にも出会いました。え！なんでこんな意地悪いことするんだよというザ悪い人にも出会いました。
そして最近は良いも悪いもないんだということに、自分の物差しで無意識にいいか悪いかを判断していることに気づかされました。
規格外のフルーツが、味は美味しいのに売れない・市場に出せないということを聞いた時に、誰かにとっては傷がついて価値のないものでもそれを美味しいお菓子にすることで脚光を浴びてほしいと思いました。誰かが作ったその規格から弾き出された果物が、なんだか自分のように感じたからだと思います。
だからこそ規格外も規格内も関係なく、傷がついてたとしても中身はちゃんと美味しいフルーツを使って、その素材が引き立つようなお菓子を作りたい！そして喜んでもらいたいという気持ちで、みんなでお店をスタートしました。
その当時も、良いも悪いも誰かの価値基準でしかないということを知っていたはずなのに、今回自分の心の中でも無意識に、そして自分の都合のいいように良いか悪いかを判断していることを発見しました。
良いとか悪いとか批評するクセをやめて、ただただこの現状を感じられる人になりたいと思います。
うんてん洋菓子店で働くスタッフも、良いも悪いもなく、その一人ひとりの個性をみんなが受け止めて、得意なところは任せたり、苦手なところはフォローしたり、お客様も良いも悪いもなく、みんな縁もゆかりもないバラバラだけど安心してその場にいられる空間を作りたいなと改めて感じました。
規格外のフルーツからスタートしたお店で私たちは色々なことを学び、日々成長しております。
四ツ谷店もどうぞよろしくお願いします。
