
ペストリーうんてんについて
ペストリーうんてん、代表の仲間です。最近「うんてん洋菓子店なの?ペストリーうんてんなの?」「代表は運天さんじゃないの?」「会社なの?!」などご質問をいただく機会も多く、そして私の説明がめちゃくちゃ下手くそでみなさんこんがらがってしまう方もいらっしゃり、怪しい目で見られたり、ここでちゃんとまとめてみよう!ということでオープン前からオープンした経緯を書いてみることにします。
私は2016年に株式会社note という名前で、企業研修(チームビルディング)の企画と運営の会社を設立いたしました。

沖縄に社員旅行でいらっしゃった企業様や県内企業様に無人島でサバイバルしてもらったり、沖縄の伝統的な小舟でレースしてもらったり、クッキングしたりチームビルディングの体験学習の場づくりを行なう会社です。
小さい時から団体行動が苦手で学校にもあまり馴染むことができなくて、社会人になってもちゃんと仕事が続かなくて、そんな時にチームビルディングという体験学習に出会いました。
教えられるという経験しかなかった私は、自分で体験を通して学ぶということがとても面白くて、なんとなくモヤっと感じたことを言語化して自分の価値観に触れる。
自分の価値観を知ることができそれを大切に思えたら相手の価値観も大切にできる。自分を大事にできるから相手も大事にできる、チームワークはみんなで誰かのために我慢することじゃなくて、一人ひとりを受け入れ合うことなんだと教えていただきました。
それまでチームとか協力とか好きじゃなかった反動で、チームビルディングっておもしろい!これを沖縄の地と人を活かしてやってみたいという思いで会社員を辞めて2016年に起業します。
どうにかこうにか会社を続けていく中で、沖縄県内で多店舗展開している洋菓子店のT社長よりチームビルディングしてくれよ!というご用命を受け、今までは単発のイベントがメインでしたが初めてちゃんと年間を通して関わるというお仕事をいただきます。
そこで3年ほど携わらせていただき、現場に一緒に入って人が辞めない現場づくりや仕組みを改善したり、会社を好きになってもらえるような取り組みをしたり、T社長には人の部分を大きな器で任せていただき色々なチャレンジの機会をいただくことができました。
起業しての経験を通して、一人ひとりは素晴らしくても、やっぱりいろんな価値観を持つ人が集まると一体感を持って働く、楽しく働くというすごく簡単そうなことが難しいということ、そしてどんなに儲かっていてもそこでの人間関係が悪ければ誰もハッピーにはなれない、そして業績を上げていくためにはチームビルディングが大事だということを様々な企業様に関わる機会を持って実感することができました。
チームビルディングを一生研究したいと思っています。一人が一人が自分の価値に気がついてそれを大切にできる会社、そしてそれを受け入れあってここに自分がいる意味がわかって安心できて、仕事を通して誰かをちゃんと幸せにできている実感の持てる会社をつくりたいと思うようになりました。
そんな中、コロナが来ます。全ての研修がなくなり、コンサルとして関わっていた洋菓子店も大変な状況になったので一旦離れて全てがゼロに戻りました。
そんな折、その洋菓子店で働いていた数名のメンバーとお菓子屋さんを始めることになります。その一人がパティシエの運天さん、運天さんのご家族がもともと農家で小さい頃から規格外作物に価値がない状態を見ておりそれを助けられるお菓子屋さんがしたいということでした。
それに共感した私と接客のスペシャリスト、その後輩で完璧な仕事ぶりの販売スタッフ、バリバリ働くパティシエで事業計画をつくり、無事銀行が融資をしてくれて株式会社noteに洋菓子事業部が出来上がりました。
2021年10月のオープン予定がどんどんのび不安もありましたが、その間もどうしたらうれしいがめぐるお菓子屋さんができるかをたくさん話し合いながら進めてきました。
オープン日が見えない中の11月くらいには、本当にオープンできるのか不安になり「70歳とかになってもここで同じ話ししてたらどーする?!」なんて笑いあってて、オープンしたらあっという間に3年経ってました!
紆余曲折ありながらも、みんなでなんとか頑張っています。
社名や屋号変更のきっかけもまた書けたらいいなと思います。
私が大切にしていることは今も変わらず、一人が一人が自分の価値に気がついてそれを大切にできる会社、そしてそれを受け入れあって、この会社に自分がいる意味がわかって安心できて、仕事を通じて誰かをちゃんと幸せにできてる実感の持てる会社にしたいです。
そしてペストリーうんてんで働くメンバーは、好きなお菓子を通して「未来の世代が心身ともに健やかに生きることのできる社会をつくりたい」と思っています。
そのためには持続可能な安心して食べられるお菓子を作りたいですし、農作物や生産物の季節性やズレやブレなどを許容できる社会にしたいと考えています。
年中いちごがあることは当たり前じゃないし、全てのサイズが揃っていることが当たり前でもない、ズレやブレを許容しないことが本質的な価値ではないはずです。ズレやブレを個性と捉えて、今の季節にしかないものを楽しみながら、安心で安全なものをご提供していけるようこれからも楽しみながらがんばります!